JBIとは?

JBI(The Joanna Briggs Institute)の概要

JBI(The Joanna Briggs Institute;ジョアンナ・ブリッグス研究所)とはアデレード大学ヘルスサイエンス学部に1996年に設立され、世界各国の大学や研究所の連携ネットワークの本部でもあります。JBIの目的は、エビデンスに基づいたヘルスケアの実現で、イギリスのコクラン共同体(Cochrane Collaboration)という医学のためのエビデンスを検証する組織があり、その考えを看護学領域に反映したものです。JBIの活動は、主に次の3つがあります。1つは、健康を支援する医療従事者や学生または研究者達が必要とする医療処置や看護ケアに関するトピックスについて、最新のエビデンスが手軽に利用できるような情報を提供しています。2つめは、ガイドライン作成に必要なSR(Systematic Review)研究の実施です。そして、3つめがエビデンスに基づいたヘルスケアを実践するための教育活動や知識の普及です。
これら3つの活動を達成するために、世界54カ国に80以上のセンターがあり、SR研究を担っています。本学では、2014年に日本で2つ目のセンターとなるJBI Kobe Linguistic Translation Center(JBI神戸日本語翻訳センター)を開設しました。開設当初は助産学領域に特化した翻訳業務を行い、教員だけでなく大学院生や地域の医療従事者にも還元できる情報を発信しました。JBI本部の改組に伴い、2016年からはJBI-Kobe Center of Excellenceとして、SR研究を発信する研究活動を行ってきました。
現在は活動を休止しており、再度の活動に向けて準備中です。

JCEBPの活動

助産学領域を中心とした
JBI Linguistic Translation Center開設の目的

JBI-Kobe Center of Excellenceの活動目的
1.研究者で構成される世界の研究ネットワークとの連携と協力
2.世界中から発信されるSR研究によるEvidence Summaryの普及と啓発
3.SR研究に関する研修会の開催
4.日本からのSR研究の発信

これまでの活動内容
・2014~2015年:助産学領域を中心とした377ページのEvidence Summary・Recommended Practice・Characteristics of the Evidence・Best Practice Recommendationの翻訳とwebでの発信
・2014年11月:JBI International Colloquim出席
・2015年12月:第1回 Comprehensive Systematic Review training Program開催
・2016年5月:Systematic Review プロトコール作成work shop開催
・2016年11月:JBI 20th Anniversary Conference出席
・2017年7月:第2回Systematic Review プロトコール作成work shop開催

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